ガザ南部に住む37歳の主婦サマールさんは4人の子どものお母さん。
サマールさんの日記が伝えるガザの日々。

2025年11月5日(水)~11月7日(金)

2025年11月5日(水)

今日も例外ではありません。家屋の解体作業の音が続き、大きな爆発音がはっきりと聞こえ、家が揺れ、壊れた窓がガタガタと音を立てました。

いつものように起き上がり、朝食用のお茶を淹れるために火を燃やしました。ガスはまだ届いていなかったからです。料理の後は煤だらけの食器を洗うのが面倒です。手が疲れて、特に寝ようとすると痛みます。

戦争は終わったのは事実ですが、私たちの苦しみは続いています。

2025年11月6日(木)

今日もいつものように、火起こしから朝食と昼食の準備をしました。

2年間電気が通わなくなってから、手洗いで洗濯をしてきました。衣服を手で洗うのも大変です。

三男の最初の月例テストに向けての勉強を手伝い、娘の宿題も手伝いました。

いずれにせよ、これが私たちの現状です。ジェノサイドが止まった以外に何も変わりません。

2025年11月7日(金)

今日は金曜日なので、まずは神様を想い、賛美することから一日をスタートしました。それから家事を始めました。もちろん朝食の用意もしました。タイム(注1)とチーズを用意し、その後は家の掃除をしました。

まだ大きな爆発音が聞こえてきます。早くこの状況が終わって、瓦礫が撤去され、復興が始まることを願っています。今日の昼食はお米を炊きました。

(注1)タイム:ザータル  中東で使われる香辛料をミックスしたスパイス。


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