ガザ南部に住む37歳の主婦サマールさんは4人の子どものお母さん。
サマールさんの日記が伝えるガザの日々。

2025年9月17日(水)

今日は昨日と何も変わりませんでした。ただ、少し疲れていたので、いつもより少し遅く起きたくらいです。ここでは休む時間などありません。家族の朝食にタイム(注1)とチーズを用意し、洗濯を始めました。近所の伝統的な窯でパンを焼いてもらうために、次男を連れて行きました。

娘は、学校が始まるのが楽しみで仕方ありません。私も嬉しいですが、もっと良い状況になってほしいのに、これが彼女の運命なのです。

毎日、この過酷な生活の中で、次から次へとやってくる危機に、私たちは耐えなければなりません。紙幣はほとんど使えなくなっていて、紙幣はお店でもなかなか受け付けてくれません。ほとんどのお店は、売買の手段として銀行アプリを使うようになってしまいました。

16歳の次男と13歳の三男、そして娘を、近所の学校に登録しました。この地域にはこの学校しかないので、そこに通わせるしかありません。教室が足りないので、男子は3日間、女子は3日間という週替わり制になります。もうすぐ学校が始まります。

(注1) タイム   

ハーブの一種。ザアタルといい、パンにオリーブオイルをしみこませ、ザアタルを付けて食べる。

ザアタルをつけて焼いたバン(2018年の写真)


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