ガザ南部に住む37歳の主婦サマールさんは4人の子どものお母さん。
サマールさんの日記が伝えるガザの日々。

2025年6月10日(火)

昨夜は平穏ではありませんでした。自宅からそう遠くない家が爆撃され、爆発で家が激しく揺れました。
今朝は、様々な地域で複数の空襲がありました。アッラーが私たちと人々をこの地獄から救ってくださいますように。私とガザの人々は、停戦合意と戦争終結への希望を失いました。私たちは絶望といら立ちに苛まれています。人々は、紙の上に書かれたインクに過ぎないすべての声明にうんざりしています。
いつものように、私は起き上がり、火を起こし、朝食用のお茶を用意します。朝食と昼食の両方でムジャッダラ(注)を調理しました。
26台のトラックに積まれた小麦粉が運び込まれました。盗難に遭わなくて本当に良かったです。この問題はまだ解決されておらず、価格も高いので、早く配布されることを願っています。高価なので、毎日買う余裕はありません。シガーや石油も同じです。ほとんどの生活必需品は高価です。
今日は少し疲れていたので、食器を洗って家の片付けをしただけです。

(注)ムジャッダラ

レンズ豆やお米などを炊き込み、フライドオニオンを加えて作る料理

難民キャンプの風景


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