ガザ南部に住む37歳の主婦サマールさんは4人の子どものお母さん。
サマールさんの日記が伝えるガザの日々。

2025年6月4日(水)

昨夜はまたしても過酷な夜でした。爆撃と爆発が続き、彼らは容赦なく、子どもや女性を殺すことに飽きることはありません。毎日、こうした残虐な虐殺の光景が繰り広げられています。アラビア語の諺にもあるように、「我々は悩みに満足しているが、悩みは我々に満足させない」のです。これはまさに犯罪であり、誰も気に留めていません。

私はアッラーに祈り、今も祈り続けています。この狂気の戦争が止み、アッラーの報復が厳しく行われるよう。

戦争は休む間もなく、祝日の神聖さを尊重することなく続いています。本来ならその前の10日間は断食するはずですが、食糧不足のため、初めて断食できませんでした。そのため、私たちの断食は明日のアラファの日(注1)のみとさせていただきます。金曜日はイード(注2)の初日となりますが、非常に困難な状況で迎えます。屠殺して貧しい人々に分配する羊や子牛もいないのです。彼らは私たちの子供たちからこの喜びを奪いました。

今日の私の一日はというと、起きて朝食用のパンを作るために小麦粉をこねました。小麦粉を買っておいて本当に良かったです。薪でお湯を沸かし、お茶を淹れて、食器を洗い、家の片付けをして、階段を掃きました。昼食は、子どもたちが大好きなモロヘイヤを作り、とても美味しかったです。

立ち退きの危機に瀕したときのために、家から持っていく必需品のリストを書きました。たくさんあります。どうしましょう。でも、壊されたままにしておくのは絶対に避けたいです。神様、どうか。

(注1) ヒジュラ暦(イスラム暦)12番目の月であるズー・アル=ヒッジャ9日目にあたるイスラム教の祭日。

(注2) ラマダン(断食月)の終わりを祝う祭り。イスラム教で最も重要な祝祭日の一つ。

モロヘイヤ


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