ガザ南部に住む37歳の主婦サマールさんは4人の子どものお母さん。
サマールさんの日記が伝えるガザの日々。

2025年5月31日(土)

日々は変わりません。停戦か停戦宣言以外に、新たな息吹を吹き込むものは何もありません。小麦粉を積んだ86台の救援トラックが盗まれ、混乱はガザ全域に広がりました。明日WFP(国連食糧計画)は小麦粉を配給する予定でしたが、この略奪の後で何も配給されませんでした。今、私は今日だけを生きています。明日のことは夢にも思いません。明日がどうなるか分からないからです。

今日は暑いですが、夫は火をおこし、朝食と昼食にレンズ豆を炊いてくれました。私は残りわずかだった小麦粉1キロをこねました。停戦宣言がない限り、日々は重苦しく過ぎていきます。早く良い知らせを聞いて、私たちが心から喜びを分かち合える日が来ることを心から願っています。


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