ガザ南部に住む37歳の主婦サマールさんは4人の子どものお母さん。
サマールさんの日記が伝えるガザの日々。

2025年5月29日(木)

援助物資が届かない日々が続き、人々の苦しみは深刻化しています。朝食の食べ物は紅茶以外に何も見つかりません。物価が下がっていることを期待して市場へ行ったのですが、さらに値上がりしていて驚きました。砂糖1キロが150シェケル(約6000円)になり、戦闘が始まって以来の最高値です。小麦粉1キロが70シェケル(約2800円)にもなりました。

ここの人々は困難で悲惨な状況で暮らしており、状況は複雑を極めています。ナスとズッキーニを1キロ法外な値段で買い、明日金曜日に調理するために注文しました。市場では野菜が乏しく、値段も高く、トマト、キュウリ、ジャガイモ、ナス、ピーマンしか手に入らなくなっています。レモンは長い間生産が途絶えています。

今日は昼食にレンズ豆を調理しました。息子たちはこの状況に完全にうんざりしています。生活と財産を奪われた人々に残された唯一のもの、つまり生計を成り立たせるお金と食料を得るために、人々が争うとは、ガザの人々の困難かつ悪化する人道的状況は、数行ではとても言い尽くせません。

避難している人たちが店の近くの路上で、太陽の熱から身を守るために布を掛け、戦闘が終わるか、停戦合意が発表されるのを待っています。人々が家に戻るのを待っている光景は、私の心を痛めます。

ズッキーニ


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