ガザ南部に住む37歳の主婦サマールさんは4人の子どものお母さん。
サマールさんの日記が伝えるガザの日々。

2025年5月21日(水)

英国首相の声明は前例のないものでした。このようなことは以前にも起こったはずです。このような虐殺と流血は止めなければなりません。私たちはこれ以上耐えられません。これらの声明を受けて、戦争の終わりが近いという楽観的な気持ちになっています。そうなることを、目が覚めたら戦争が終わったことが聞けることを強く願っています。

今日、娘が朝食を食べたいと私を起こしました。私は起きてレンズ豆を調理しました。これは最近私たちのいつもの朝食になっています。紅茶とミルクを作りました。掃き掃除と食べ残しの食器洗いという毎日の家事を始めました。息子たちが「昼食は何を作るの?」と聞いてきたので、息子を市場に行かせました。彼は値段が高いにもかかわらずジャガイモを買ってきました。私はそれを茹でてマッシュしました。それはおいしかったのですが、パンがありません。ここの状況は壊滅的です。人々は、自分たちの悲劇がどこから来ているのか分かっていません。度重なる避難、爆撃、あるいは飢餓。人々は既に疲弊しきっており、援助の話はメディアでは出ていますが、現場は何も変わっていません。私たちにも人々にも、何も届いていません。開店することになっていたパン屋でさえ、今に至るまで閉店したままです。ガザの飢えた子どもたちにとって、一斤のパンは夢となっています。ある親は、夕食を用意できないからといって子どもたちが夕食を欲しがらないように、夕方前に子どもたちを寝かしつけていると話してくれました。今は親たちにとって悪夢のような状況です。

子どもたちが土で作った釜


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